ドミールにおけるDX戦略について

1. はじめに

  • 株式会社ドミールは、テクノロジーを活用した不動産サービスを提供し、お客様のライフステージにおけるあらゆるニーズに応えることを目指しています。

  • 近年、デジタル技術の進展が著しい中、当社もDX(デジタルトランスフォーメーション)の重要性を認識し、お客様の期待に応えられる企業となるべく、DX推進プロジェクトを推進します。

2. DX戦略の基本方針

  • 顧客体験の向上
    顧客が求める情報をより迅速かつ正確に提出できるよう、デジタル技術を活用します。

  • 業務効率化と生産性の向上
    業務プロセスのデジタル化を推進し、紙ベースの作業を削減します。

  • 新たな価値の創出
    顧客視点でのニーズを把握し、デジタル技術を活用した新しいサービスやビジネスモデルを開発します。
    不動産売買だけでなくリフォームやリースバックなど、多様なニーズに対応できる体制を構築します。
    自社の強みを活かし、他社との差別化を図ります。

  • 既存の価値を破壊し、新しい価値基準をもたらすイノベーション(ディスラプション)に対する危機感を共有し、ビジョンの実現の必要性を共有します。

  • 従業員のデジタル技術とデータ分析の習得・活用のサポート

  • より優秀な人材の獲得を狙う

3. DX推進体制

  • DX推進部の設置
    DX戦略を推進するための専任部署として、DX推進部を設置します。
    DX推進部は、各部門と連携し、全社的なDXを推進します。
    DX推進部の役割と責任を明確化し、権限を強化します。

  • 外部連携
    外部のITベンダーや専門家と連携し、専門的な知識や技術を導入します。

4. 具体的な取り組み

  • システム導入
    顧客管理システム(CRM)を導入し、顧客情報を一元管理します。
    オンライン契約システムを導入し、契約手続きをスムーズにします。
    会計システムを刷新し、業務効率化と正確性を高めます。

  • 顧客体験の向上
    オンライン接客システムの導入による顧客対応の迅速化、AIチャットボットによる24時間365日の問い合わせ対応、顧客向けポータルサイトでの物件情報のパーソナライズ化などにより、顧客満足度の向上を目指します。

  • 業務効率化
    不動産情報管理システムのクラウド化による情報共有の促進、RPAによる定型業務の自動化、電子契約システムの導入による契約手続きの効率化などにより、従業員の業務負担を軽減し、生産性向上を図ります。

  • 新規事業創出
    顧客データ分析に基づいた新たな不動産サービスの開発、AIを活用した不動産価格予測サービスの提供など、デジタル技術を活用した新規事業を創出し、収益源の多角化を目指します。

  • 組織文化の変革
    挑戦を奨励し、失敗から学ぶ文化を醸成します。
    スピード感を持って業務に取り組み、変化に柔軟に対応できる組織を目指します。

  • KPI設定とモニタリング
    DX戦略の進捗状況を定期的にモニタリングし、必要に応じて計画を見直します。
    売上高、利益率、顧客満足度など具体的にKPIを設定し、達成度を評価します。
    進捗状況は、定期的な会議にて報告・共有し、改善につなげます。
    売上高(営業利益)向上に貢献することを目標とし、バックヤード業務効率の改善成果
    見積掲載件数・利益率を指標とします。

  • 顧客属性・行動履歴分析
    顧客の年齢、家族構成、年収、Webサイト閲覧履歴、問い合わせ履歴などのデータを分析することで、顧客ニーズを深く理解し、パーソナライズ化されたサービスを提供します。

  • 物件価格予測
    過去の取引事例データ、地域情報、経済指標などを機械学習モデルに学習させることで、高精度な物件価格予測を実現します。

  • 需要予測
    地域別、物件タイプ別の需要を予測することで、効率的な仕入れや販売戦略立案を支援します。

  • DX戦略は3段階で推進していきます。

  • フェーズ1(2023年度~2024年度)
    基盤となるITシステムの整備、DX推進人材の育成

  • フェーズ2(2025年度~2026年度)
    顧客接点のデジタル化、業務プロセスの自動化

  • フェーズ3(2027年度~)
    データ分析に基づいたサービス高度化、新規事業創出

  • 全社員対象のDX基礎研修(eラーニング、集合研修(半日〜1日)、外部講師による講演会)や、将来のDXリーダーを対象とした育成プログラムの実施

5. 期待される効果

  • 顧客満足度の向上:よりパーソナライズされたサービスを提供することで、顧客満足度を高めます。

  • 業務効率化:業務プロセスをデジタル化することで、業務効率を向上させ、生産性を高めます。

  • コスト削減:業務効率化やペーパーレス化により、コスト削減を実現します。

  • 競争力強化:デジタル技術を活用した新たなサービスやビジネスモデルを開発し、競争力を強化します。

  • 企業価値向上:上記の効果により、企業価値を向上させます。

  • 従業員の負担軽減:定型業務の自動化や電子契約システムの導入による効率化により、従業員の負担を軽減します。

  • 採用力向上:デジタル変革を推進する企業として、外部からの優秀なDX人材の獲得にも有利になります。また、既存従業員の離職率低下にも貢献します。

  • リスク低減:データ活用における適切な知識やセキュリティ意識が浸透することで、情報漏洩やサイバー攻撃などのリスクが低減されます。


株式会社ドミール今福敏樹

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